聴けばクラシック音楽がわかる?ベートーヴェンは「魔法の石」
最近、ようやく声調、ドミナント、サブドミナントをかじり始めて、2020年も新たな運命の扉を叩きたいおサルです。創造主?ベートーヴェンの楽曲の秘密知りたい!
どなたか、お力を貸してやってくださいませ~!
深夜、野ザルは運命のトビラを叩く「起きてますかー?」
2019年真冬、奇縁が重なり中年天使とオンラインで話したおサル。
すすめられた書籍、CD、これがクリーンヒットでした。
この邂逅のおかげで、3つの観点「読む」「聴く」「ライブ」からベートーヴェンを知ることができたのです!相手にとっては災厄、サルにとっては福音でしたね。
- お告げ1:読むベートーヴェン:絶対値としてのベートーヴェンを知る
- お告げ2:聴くベートーヴェン:バランス感覚のよい、端正な古典を聴く
- お告げ3:ライブでベートーヴェン:「ベートーヴェン・ツィクルス2020」
お告げ1:読むベートーヴェン:絶対値としてのベートーヴェンを知る
「夢みるクラシック交響曲入門」吉松隆著 (ちくまプリマー新書)
クラシック音楽では、座標の原点を「ベートーヴェン」にするといいよ!と教えてくれた本です。わずか200ページで、ベートーヴェンからショスタコーヴィチまでの交響曲の特長、そして音楽通史をひととおり頭に入れられます。
クラシック音楽を聴きはじめて1週間で、この本に出会えたのは、ラッキー以外の何物でもない。マジ感謝(文体はオッサン臭しますが)!
バロックから現代音楽まで、ベートーヴェンにひきつけて感じることができたので、初心者なりに自分の音楽地図をどんどん描けました。ベテランのクラシック聴きさんの話をおぼろげながら理解したり、自分の意見を表現したり、ということですね。
吉松隆さんのこの本は在庫なしで残念です。もっと読まれてよいと思います。
作品紹介:http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480687463
お告げ2:聴くベートーヴェン:バランス感覚のよい、端正な古典を聴く
「ベートーヴェン交響曲全集:ギュンター・ヴァント&北ドイツ放送交響楽団(1984-88)(5CD)」
Gunter Wand conducts Beethoven: Symphonies Nos. 1-9
- アーティスト:Gunter Wand
- 出版社/メーカー: Red Seal
- 発売日: 2018/04/27
- メディア: CD
こちらも 中年天使のお告げをいただき、即購入。モダン楽器・オーケストラ編成による端正な古典で、いろいろな意味でベンチマークになる視聴体験でした。古楽を聴いて「あれ?なんか違う」と感じられたのはこのCDのおかげです。
「夢見るクラシック交響曲入門」を平行して読みすすめており、知識を視聴体験でなぞる効果もありました。野ザルが人類に少し近づいた、かはわかりません。
お告げ3:ライブでベートーヴェン:「ベートーヴェン・ツィクルス2020」
ラッキーなことに、2020年は「ベートーヴェン生誕250年」。日本フィルハーモニー交響楽団さんが「ベートーヴェン・ツィクルス」を、2019年秋季シーズンからスタートしてくれたではないですか。これは行かなきゃ!
しかも、指揮者のピエタリ・インキネンさんは、今が旬の、注目株です。バイロイト音楽祭で「ニーベルングの指環」全曲(ニュープロダクション!)の指揮を任されたばかり。
ベートーヴェンとインキネンさんを目撃しに、コンサートホールにいきましょう!
日本フィル特設ページ:https://www.japanphil.or.jp/Pietari_Inkinen
インキネンさんインタビュー:https://ebravo.jp/archives/55829
クラシック音楽初心者さん「2020年新年、いまがチャンス!書を読み、名演奏を聴き、ライブ行きましょう!」
楽しいよ!
広大な海を旅するうえで、ほんとに小さくて素朴なつくりのコンパスです。
クラシック歴1年にも満たないおサルが、こんなエントリを書くなんて、なんとも面映ゆい。
これからも、ゆっくり、ゆっくり音楽を知って、味わっていきたいと思います。よろしくお願いします。