アンドラーシュ・シフへの恋に落ちた2曲。「平均律クラヴィーア」「精霊の主題による変奏曲」
「聴けばあなたも恋する?」かもしれない。おサルが恋した瞬間を、2枚のアルバムを通してお伝え。
アンドラーシュ・シフに恋した2曲:その1、バッハ「平均律クラヴィーア」
アンドラーシュ・シフさんに惚れたのは、2017年のThe Proms「平均律クラヴィーア曲集」の演奏を聴いたことにはじまります。たまたま自動再生された、このYoutube動画を見て、まさに虜に。
Bach: The Well-Tempered Clavier, Book I (complete). Sir András Schiff, piano. BBC Proms 2017.
思慮深く内向的なのに、外へ外へ広がっていく音楽。ドラマチックな要素はないのに、ドラマがあることを気づかせてくれる演奏です。聴けば聴くほど、耳を傾けたくなります。
思わず動画をチェック。「Sir András Schiff」一見して威圧感のない風貌の、ビルボ・バギンスに似た60代後半の男性です。
バッハのことも大好きになりました。たぶん大曲ではないはずですが、宇宙や星の瞬きを感じるくらいスケールが大きい作曲家さんですね。
「平均律クラヴィーア」のアルバムも発見。録音は1986年。若き日のシフさん、タッチがずいぶん早い!私の好きな「平均律クラヴィーア」は、断然The Promsです。
J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集、アンドラーシュ・シフ
アンドラーシュ・シフに恋した2曲:その2、シューマン「精霊の主題による変奏曲」
「ピアノ・ソナタ第1番」「幻想曲」「子どもの情景*」の順におサルはリピ聴きしてます。 どれも素晴らしい演奏。
タイトルの「精霊の主題による変奏曲」は、絵を描けそうなくらいイメージを喚起する音楽で「ふわっ」としています。おサルは別離をイメージしました。想い出や過ぎた日々を優しくなぞるようでありながら、感傷とは無縁です。シフさん絶妙。
シューマン:精霊の主題による変奏曲、シューマン・リサイタル(1985)
おサルがアンドラーシュ・シフさんに「恋した瞬間」を2つのアルバムを通してご紹介しました。クラシックいちねんせいのログなので、お手柔らかに(笑)。
あなたの好きなアンドラーシュ・シフさんの演奏も、ぜひ教えてくださいね。
「やめられない、とまらない」かっぱえびせん的な魅力。
平均律パート2もあるのが怖い、いやうれしい(合計4時間)。
Bach: The Well-Tempered Clavier, Book II (complete). Sir András Schiff, piano. BBC Proms 2018.