おサルのコンサート鑑賞②「カヴァレリア・ルスティカーナ」初めてのサントリーホール(2019/5/18)
前回、クラシック演奏会デビュー(おおげさな)したおサル。とても爽やかな体験をしたことに味をしめて、ついに在京オーケストラの定期演奏会に足を踏み入れました。
入社式に遅刻しても、演奏会に遅刻しないおサル
「カヴァレリア・ルスティカーナ」を「不倫、裏切り、決闘、殺人事件?」と要約して友人を絶望させたおサルでしたが、会場を出たときには「オレは来月も来るぜ!」と心に決めてました。すっかり夢中です。
初めての演奏会形式「カヴァレリア・ルスティカーナ」
「演奏会形式」も初めてでしたが、演技やセットがなくても感動しました。朗読劇に似ているかもしれません。
トゥリッドゥが、死を覚悟した決闘を前に歌う「母さん、この酒は強いね」で切なくなり、続く「間奏曲」の美しさがひと際心に迫ってきました。この曲を聴くために構成されたオペラじゃないかと思うくらい。サントゥッツァ役の清水華澄さんも印象に残っています。冒頭から最後まで出ずっぱり、声でステージを支える影の主役だけに、清水さんのおかげで感動したと言えます。
「演奏会のキモは席選び」またもや思い知らされたサル
満員電車に乗れず入社式に遅刻したおサルは、緊張してドミンゴやパヴァロッティで予習して本番?に臨みましたが、当たり前ですが緊張する必要はありませんでした。ライブだと思って、ゆったり楽しめばいいと思います。
唯一、失敗した点は「座席選び」です。
サントリーホールの1階後列席は、頭上に2階客席がオーバーハングしています。きれいに反響しないため、メトネルのピアノ協奏曲は印象に残っていません。一緒に行った友人は過去にピアノを習っていたのですが、しきりに席があかんと言っていました。
それにしても、東京に住んでいると、幸せなことに迷うほど演奏会、オーケストラがあります。皆さんのコンサート選びについても、お話聞かせてください!
演奏会情報
第710回日本フィル定期演奏会「カヴァレリア・ルスティカーナ」
メトネル:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.50
マスカーニ:オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』(演奏会形式/字幕付)
指揮:アレクサンドル・ラザレフ、ピアノ:エフゲニー・スドビン
2019年5月18日(土) 14:00開演
楽しかったです!ありがとうございました。
清水華澄さんは、今月の東京フィル定期演奏会「歌劇カルメン」にも出演されます。また聴けるのが、本当に楽しみ!