ピアノ協奏曲を「ピアノの目立つ曲ですね」と言ったサル
こんにちは。クラシックを聴かない人のためのクラシック入門、おサルです。
こんなおサルでも聴いてるんだからと勇気を持ってもらえれば、、、(笑)
「コンチェルト?What?」それって美味しい?
シェエラザードを聴いて「この世には自分の知らない美しい世界があるらしい」という啓示を得たけど、何を聴いたらいいのかわからないおサル。ある日、中年天使がツイートしたアルバムを早速聴いてみたわけですが。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
指揮者 ヴラディーミル・ユロフスキ
演奏者 エレーヌ・グリモー(ピアノ)
楽団 ドレスデン国立管弦楽団
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》、ピアノ・ソナタ第28番
- アーティスト:グリモー(エレーヌ)
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: CD
ピアノの音が天へと駆け上がるような、胸をすく演奏。力強くて惚れぼれ。感嘆したおサルが、DMで中年天使に報告すると「男性的な演奏でいいソリストだよね」と反応があった!
そこですかさず
「ピアノが目立つ曲ですね」とおサルは話しかけたのでした。
Oh, Noooooo!!!おさる!!
「ぴ、ピアノコンチェルトだからね」
地雷を踏んでる気配は察知したが、ここで臆していてはサルのサルたる面目が立たない。ひるまず質問。
「コンチェルトって何ですか?」
「協奏曲…のこと、です」
「それは、何ですか?」
くじげず教えてくれる中年天使もエラいが、おサルもエラい。
敵のディフェンスラインにたった1人体当たりで挑むラガーマンのようで、涙ぐましいじゃないですか。
協奏曲。
それは、ピアノとオーケストラ、ヴァイオリンとオーケストラのように、独奏と管弦楽の組み合わせによる楽曲のこと(ざっくり)。
「○○協奏曲」のほか、「○○と管弦楽・弦楽・管楽のための協奏曲」と呼ぶことも。
3楽章で構成される曲が多いが、1楽章だけ、あるいは4楽章で書かれた曲もある。
1楽章のみの協奏曲は、小協奏曲(コンチェルティーノ)ということも。
二重奏、三重奏、さらに八重奏などの協奏曲もある。「ヴァイオリン、チェロの二重奏」=ヴァイオリニスト、チェリストと、オーケストラによる楽曲という意味。
競争ではなく、協奏。しかし、ある意味、競争かもしれないな~と感じたこともあったのですが、それはまた後日。
エレーヌ・グリモーの「皇帝」。惚れっぽいサルでなくても好きになる演奏です。ぜひお聴きください!