2019年クラシック音楽:ライブ、コンサートまとめ
2019年に行ったクラシック音楽コンサートのリスト
クラシックを聴かない人のためのおすすめクラシック入門、おサルです。
あらためてリストアップして自分でもドン引き。コンサート、10回も行ってました。まさにおサルな快楽主義者。
クラシック音楽を聴く醍醐味は「体験」すること、かも
クラシック音楽にかぎらず、ライブなら当たり前ですね。何が起きているか分からなくても、オーケストラと指揮者のケミストリーを目撃するのは、ワクワクする身体的な快楽!と感じた8カ月でした。
- 人生初☆オーケストラコンサート(2019年5月)@ラフォルジュルネ
- 2:日本フィル定期演奏会「カヴァレリア・ルスティカーナ」
- 3:日本フィル定期演奏会「インキネン×☆諏訪内晶子」
- 4:日本フィル定期演奏会「広上淳一×小山実稚恵」
- 5:☆☆☆東京フィル定期演奏会「チョン・ミョンフン指揮『新世界』『ハンガリー舞曲』」
- 6:日本フィル定期演奏会「ベートーヴェン・ツィルクスのスタート」
- 7:☆☆日本フィル名曲コンサート「ドヴォルザーク交響曲第8番」
- 8:☆日本フィル定期演奏会「ラザレフ×ストラヴィンスキー『火の鳥』」
- 9:日本フィル・コバケンワールド「小林研一郎×☆河村尚子『皇帝』」
- 10:日本フィル定期演奏会「シュトラウス交響詩『英雄の生涯』」
人生初☆オーケストラコンサート(2019年5月)@ラフォルジュルネ
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」op.35
ウラル・フィルハーモニー・ユース管弦楽団
指揮:リオ・クオクマン
☆爽やかなシェエラザード。弦楽器にうっとり。
2:日本フィル定期演奏会「カヴァレリア・ルスティカーナ」
2019年5月18日(土) 14:00開演
メトネル:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.50
マスカーニ:☆オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』(演奏会形式/字幕付)
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
ピアノ:エフゲニー・スドビン
日本フィルハーモニー交響楽団
☆「間奏曲」美しかった。清水華澄さんの表現力素晴らしい。
3:日本フィル定期演奏会「インキネン×☆諏訪内晶子」
2019年06月08日(土曜日)14時00分
湯浅譲二:シベリウス讃−ミッドナイト・サン−
サロネン:☆ヴァイオリン協奏曲
シベリウス:☆組曲《レンミンカイネン》―4つの伝説
指揮:ピエタリ・インキネン[首席指揮者]
ヴァイオリン:諏訪内晶子
☆☆インキネンさんの日本フィル定期演奏会デビュー。ロビーにはインキネンさんの大きなパネルが。おばさまが一緒に撮影していて微笑ましかった。サロネンは残念ながら理解不能、、でも諏訪内さんのヴァイオリンは美しかった。CD買いました。レンミンカイネン、チェリストの菊地知也さんが素晴らしかった。前列5列目、21,22番。
4:日本フィル定期演奏会「広上淳一×小山実稚恵」
2019年07月13日(土曜日)14時00分
ラター:弦楽のための組曲
バッハ:ピアノ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054*
フィンジ:エクローグ~ピアノと弦楽のための op.10
ハイドン:☆交響曲第104番 ニ長調《ロンドン》
バターワース:☆2つのイギリス田園詩曲
指揮:広上淳一
ピアノ:小山実稚恵
☆ピアノに不向きなお席。小山さんは演奏会でまた聴いてみたい。ハイドン、バターワースはとても良かった。知らない作曲家さんに触れるチャンスをもらい、指揮者や奏者にはキュレーターとしての役割もあるんだと気づいた演奏会。広上さんみて「からくりの茶運び人形」というワードが浮かんだのは内緒。 日本フィルのティンパニさん、いつも上手(外国人ぽい方)!
5:☆☆☆東京フィル定期演奏会「チョン・ミョンフン指揮『新世界』『ハンガリー舞曲』」
2019年7月19日(金)19:00開演(18:30開場)
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク/☆☆☆☆交響曲第9番『新世界より』
ブラームス:☆☆☆☆ハンガリー舞曲第1番(アンコール)
指揮:チョン・ミョンフン
ヴァイオリン:クリステル・リー
☆☆☆前半のヴァイオリンを聴いて、諏訪内さんの凄さを実感。休憩時間に「チョンさんってずいぶん、抑制が利いてるのね?」と言ってしまった。後半は「新世界」の世界にうっとり。っていうか、こんなに指揮者で作品の表情がかわるんだと、初めて気づく。よく知られたフレーズはあっさりと、それ以外のパートはたっぷりと、緩急のある演奏。アンコール曲、エネルギッシュで最高だった。2019年一番好きな演奏会。
6:日本フィル定期演奏会「ベートーヴェン・ツィルクスのスタート」
2019年10月19日(土曜日)14時00分
ドヴォルジャーク:歌劇《アルミダ》序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55《英雄》
指揮:ピエタリ・インキネン[首席指揮者]
ピアノ:アレクセイ・ヴォロディン
☆ベートーヴェンのピアノ協奏曲で一番好きな、第4番、印象に残らなかった。「英雄」、インキネンと日本フィルのベートーヴェンのイメージが提示された感じ。「古典配置」を知る。この演奏会でオーケストラの楽器構成・レイアウトの不思議に気づく。左翼に楽器が集中し、音が重く感じる時も。現代配置にも一理あるかも。それは何かなと思った(必ずしも古典礼賛したり、鵜呑みにしたくない)。
7:☆☆日本フィル名曲コンサート「ドヴォルザーク交響曲第8番」
2019年10月27日(日曜日)14時30分
ベートーヴェン:☆☆交響曲第1番 ハ長調 op.21
ベートーヴェン:☆ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15
ドヴォルジャーク:☆☆☆交響曲第8番 ト長調 op.88 B.163
指揮:ピエタリ・インキネン[首席指揮者]
ピアノ:アレクセイ・ヴォロディン
☆☆ベートーヴェンもドヴォルザークも良かった。第1番冒頭の音は忘れられない。日本フィルとインキネンさんのハーモニーは、公演ごとに深まりよくなる。来年がますます楽しみ!ドヴォルザークの交響曲も、指揮者にオーケストラがよく反応していて、とても素敵だった。
8:☆日本フィル定期演奏会「ラザレフ×ストラヴィンスキー『火の鳥』」
2019年11月02日(土曜日)14時00分
グラズノフ:交響曲第6番 ハ短調 op.58
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《火の鳥》(全曲)
指揮:アレクサンドル・ラザレフ[桂冠指揮者兼芸術顧問]
☆リムスキー=コルサコフ、グラズノフ、ストラヴィンスキーの関係を踏まえた、この2曲の組み合わせはとても良かった。ステージにあんなに沢山の楽器が並ぶのをみたのは初めて。2Fにもトランペットやチューバが。そしてラザレフさんは間違いなくサド。最後の1楽章の冒頭で、これ以上どうやって盛り上げるの?と思ったけど、素晴らしいフィナーレだった。演奏後、コンマスはバテていて「おつかれさま」と心の中でつぶやいた。この日の演奏は大サーカス。オーケストラは行くだけで価値がある。左翼の1列目ヴァイオリンの女性、とても良かった。
9:日本フィル・コバケンワールド「小林研一郎×☆河村尚子『皇帝』」
2019年11月09日(土曜日)14時30分
ベートーヴェン:☆ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73《皇帝》
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47
アンコール曲「春の修羅」
☆チケットを前々日に入手。河村尚子さんのピアノはぴかぴか溌溂としていた。また聴きたいな。友人が「河村さんは伸びざかりでしょ」というので「あれ?そんな若くないし、そんな伸びしろ?あるの?」と調べました。38才。オッサンの目はあまい。38才がピアニストにとってどんな年齢なのかなあと興味も湧いた日。アンコール曲もよかったです。
10:日本フィル定期演奏会「シュトラウス交響詩『英雄の生涯』」
2019年12月07日(土曜日)14時00分
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョバンニ》序曲
ルトスワフスキ:オーケストラのための書
R.シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》 op.40
指揮:アレクサンダー・リープライヒ
☆残念ながら、モーツァルト以外、印象に残らず。特にルトスワフスキは、難しかった。隣席の年配の方から「英雄の生涯はいい曲なので、別の機会に聴き直してくださいね」とコメント(笑)。「交響詩」というあたらしいジャンルを知れてよかったです。
あともう1つ演奏会行ったのですが、それは内緒。
毎回サプライズや発見があり、とても楽しかったです!
また、鑑賞エントリも書いてみたいな。