音楽よ、こんにちは
2020年、元旦、おめでとう。音楽ブログはじめます。
大晦日、午後18時。
寒風吹きすさぶ夜の公園を、友人と急ぎ足で抜けながら、こんな会話をした。
「ねえねえ、『オーケストラ指揮者』という職業が生まれたのが、おおよそ1820年らしいよ。つまり、来年2020年は、指揮者200周年なんだよね。そして、ある時代を象徴する指揮者と言っていい、大物指揮者のフルトヴェングラーが活躍したのが、1920年代1930年代なのね。彼はどうやら自身のことを『作曲家』兼『指揮者』としてとらえてたんだって。あくまでもキャリアの軸足を『作曲家』に置いていたのね。彼のライバル的存在だった大指揮者のトスカニーニも、もともとチェリストだったの。音楽家としてのスタート地点が演奏家だったってことは、ある意味、トスカニーニも『チェリスト』兼『指揮者』と言えるわけで」
「完全な職業的指揮者が生まれたのは、フルトヴェングラーたち以降ってことになるよね?つまり、2020年は職業的指揮者が生まれてまだ100年なの!
それなのに、音楽史上ではかなり新しい職業なのに、指揮者は音楽における総司令官だよね。ステージでもコンサートのプログラムでも、オーケストラの音楽性の総てを掌握して、観客にも『この音楽を聴け!』って提示していて、そして、そのことをだーれも疑わないって、面白くない?面白いよね?わずか100年の間のことなのに!」
「それどっかで読んだの?」
いんや、1820年頃にヴァイオリニストが指揮者をはじめたというエピ読んで思ったの。
「クラシック音楽を聴きはじめて、どれくらいだっけ?」
9ヶ月かな。2019年の2月から?
「今ね、自分が経験してることを書くといいと思うよ。クラッシク音楽、ぜんぶが新鮮な体験なんでしょ?クラシック初心者にも役立つんじゃないかな」
ふむ
「すごく面白くて好きなんでしょ。記録しときなよ」
翌朝、4時半に目覚めて、ベッドの中からケータイで書いたのがこのエントリ。
2020年、元旦、明けましておめでとう。音楽ブログはじめました。